流行ると、ろくでもない輩が増える!
今やエアコンのクリーニングをするのは当たりまえ、業者に頼むか?自分でDIYか?間違った情報を鵜呑みにすると痛い目に遭うよ!
『掃除は簡単』『誰にでもできる』と謳い知識の無い俄か業者が増えて、あり得ない惨状になったエアコンも目にする事が増えてきた。
▮YouTubeなどで案内されている内容に警鐘をならす!
何でもかんでもネットで調べれば直ぐに解る時代で、良くも悪くも相反する事が起っています。
今回は、エアコンのクリーニングについて警鐘を鳴らしておきます。
現実に、現場に行くと酷い惨状をこの目でみています。
業者が増えると競争が生まれ本来なら消費者にとってメリットとなるはずが…『あり得ないでしょ!』
▮見た目に奇麗になれば、ただ其れで良いのか⁉
エアコンの内部にはアルミや銅などの金属が使われていたり、ハッポースチロール、樹脂等いろいろな素材が使われていています。
良く案内されている強アルカリ性の洗剤や次亜塩素(ハイター)を用いて清掃すれば綺麗になりますが、そもそもの製品の役割を果たせなくなったり機能を失ったりする事を知っていて薦めているのか?知っていてなら最悪の情報発信者です。
次亜塩素(漂白剤)を使ってクリーニング!パーツ事に区別(部分ごと)して使うなら…でも、何でもかんでも塩素(漂白剤)は絶対ないです!
業者がホームセンターで買えるスプレーのクリーナを使って清掃!知識も経験もありませんと謳っているサーフィン業者
▮『やらかしちゃった!』エアコンを清掃され方の失敗談です
業者さま 実務経験3年未満 汚れが酷くネットの情報をみて試したそうですが…『プロなら薬品の知識ぐらい最低限、身につけろ』
A.エアコンの掃除をしたのですがアルミフィンが腐食してしまったみたいで、使用すると問題なく使えるのですが白い粉が出てきてしまいます。
何か処置の方法はありますでしょうか?宜しくお願いします。
Q.もう有りません。
そのうちアルミが完全に腐食して、ガス漏れが発生してくるでしょう。
洗浄剤の不適切、そして残留成分のすすぎ洗いの不完全、最後に乾燥の不足などで発生します。
早めに新しいエアコンに交換することを検討してください。
DIY好きのサラーリーマンさん
A.YouTubeを参考に、道具を揃えてファンを外してのエアコンクリーニングをしたところエアコンの効きが悪くなってしまい原因はクリーニングにありますか?
Q.ファンを抜く時に熱交換器を持ち上げた時に銅管に亀裂が入ったのでしょう!亀裂が入ってガスが漏れていても気が付きにくいです。
計測器で漏れ等がないか確認をしない限り判断できにくいでしょう。
勿論、計器も持たずにこれだけの作業はお勧めできません。
サービスを読んで修理するしかないですね。もしくは、買換えの検討もお考え下さい。
自分で時限爆弾を仕込んじゃいましたね未熟な業者もやらかしますし、大手お掃除ビジネスの研修を得た知り合いも嘆いていました。
『技術習得に費用を払ったのに、まさかの故障でエアコンの修理費用まで、やってられないよ』
「いやいや被害に遭われたのは依頼主様です」
失敗は誰にもあるけどね。
どんなエアコンのクリーニング方法があるの?
●洗浄方法は大きく分けて3つ
①.完全に壁から下ろして分解洗浄を行います。(完全分解洗浄)
分解して洗浄する他に、壁から取外す作業がありますポンプダウンウや接続作業など作業時間も費用も掛かります。
②.背抜き分解洗浄(完全分解洗浄)
壁に熱交換器を残し、その他のパーツをゴッソリと外して洗浄します。壁から降ろす手間を省略している代わりに養生が難しく手間が必要です。
③.ファン抜き分解洗浄(※完全分解と謳っている業者もいますがファンを抜き洗浄)
一般的な分解洗浄に送風ファンを脱着して洗う方法です。メーカー機種によってはこのサービスが受けられませんし、エアコン本来の目的、機能が失われるリスクがあります。(ガス漏れを誘引し徐々に冷房能力が下がる等)
④.エアコン高圧洗浄クリーニング(一般的に行われているクリーニングです。)
薬品の力と高圧ポンプの水圧で洗浄します。電気量販店、ホームセンター、業者紹介サイトの殆どがこちらで業者によってはドレンパンまで外して洗ってくれる業者もあります。
あえて4つ挙げましたが、①②完全分解洗浄③ファン抜き分解洗浄④高圧洗浄の大きく分けて3通りです
業者によっては表現の仕方に違いがあります。とあるお掃除FCの完全分解清掃はファン抜きの事を謳っていたりします。
●使用状況やACのコンディションに合わせてクリーニング法を選ぶ
このページ内での表現されている①②の完全分解洗浄か④の一般的な高圧洗浄になります。
定期的に業者にクリーニングを依頼している方は④のクリーニング方法でドレンパンを外してのクリーニングで奇麗になります。
熱交換器(アルミフィン)に湿った埃(汚れ)で全体が目詰まりしている状態であれば①②の完全分解が必要になってくる場合があります。
清掃後にも関わらず、エアコンから臭いがする。
この場合の多くの原因は洗浄液と濯ぎが不十分であったり乾燥が不十分な事で悪臭の原因になっている場合がほとんどです。
その他に、作業の手順や仕方でクリーニングしたのに画像の様に汚れを飛散させ臭いの元になっています。

アルミファインの裏側の汚れ(画像)ですが、これも作業手順や作業方法を知らない方がクリーニングするとこうなります。
ファンの汚れに高圧水をかけるとファンが回りますその力を応用して回しながら洗浄すると、画像の様に送風ファンに付いてた汚れが飛散して画僧の様になります。
平気で回しながら洗浄する業者さんが多くいます。
メーカーによってモーターを回す事によって発電されトラブルの原因にもなります。
そんなことを知ってか知らないでか平気でクリーニングが行われています。
※ネットやTVCMで、送風ファンを外して洗浄することの意味が誤解されているのを目にします。
本来、一般的なクリーニング方法でも汚れは落とせます。
ファンを外して洗う目的は、臭いに影響するアルミフィンをキレイに仕上げる為ですが、薬品と高圧ポンプで洗浄する事で奇麗になります。
知識や良識のある業者さんがクリーニングすると、通常であれば画像1の様な汚れがアルミフィンには付かないです。

画像2の様にアルミフィンの奥にまで目詰まりした状態になると送風ファンを外しての洗浄を考えます。
時間と費用が掛かってしまいますが、メーカー機種に問わず完全分解洗浄をお勧めします。
【ワンポイント】 定期的にクリーニングされる事をお勧めしますが、毎日の掃除、整理整頓がエアコンの汚れを軽減してくれる一番の得策です!
●さらに解説
先ず背抜きからですが、エアコンおろす手間を省いています。その分、お客様に完全分解清掃を安く提供できるのでは?業者間での差別化を狙ってウチはここまでやりますと技術のアピールするためでしょうかね。
これは筆者の思いですが、背抜き分解清掃で養生に気を使い、洗う時も気を遣うくらいなら完全におろした方が多少の手間が掛かりますが安全に進められると思います。状況判断にもよりますが…
次いでファン抜きですが、この手法は、一部大手FCを展開するお掃除業者もアピール、展開して取り組んでますがメーカー機種にによって全ての依頼に応えられない事を平気でアピールしてます。
ファン抜きは銅管を傷つけやすく損傷に気づかない作業方法で、マネをした業者で泣いた方がそれなりにいる思います。
YouTubeなどでも、リスクや銅管に損傷を与えてしまったとデメリットになる部分を伝えている発信者もいるのにね。こんな一部の機種に使えない手法を広めるなよ。あたかも、うちのクリーニング法はを奇麗になるぞって猛アピール
熱交換器に次亜塩素で洗浄!などあってはならない事が起きていて悲惨な惨状を目にるる事が増えてきました。
これやられると時間経過とともにアルミフィンがズタボロになります!
あるあるですが清掃業者がホームセンターに売っているエアコンクリーナーで清掃!なんだか可愛く思えてきます。
昨今、業者の方でもDIY個人の方でもYouTubeやネットで簡単に情報が手に入りますが情報や手順を鵜呑みにしないで下さい。
プロがやらない洗浄方法には裏付けがあります。
それは経験の中から培っていく貴重な体験の数々です。
現場経験の無いものが、いっぱし気取って自慢気にひけらかす輩が多いね!何を信じて良いか解らくなるよね。
情報を発信している人達はこれを収入源にしているから致し方ないのか?
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